情報端末フォーラム2019は終了いたしました。
関係各位
一般社団法人 電子情報技術産業協会
情報・産業システム部会
情報端末事業委員会
「JEITA 情報端末フォーラム2019 ~IoTが導くSociety 5.0~」開催案内
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は当協会の事業に格別のご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、当協会 情報端末事業委員会では、毎年恒例の情報端末フォーラムを開催いたします。
本年度は「IoTが導くSociety 5.0」と題し、基調講演、特別講演、招待講演および各専門委員会の活動報告等、多彩な講演を予定しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
敬具
主な講演(予定)
【特別講演】
「イノベーションの本質:それは何ではないか」
国立大学法人 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授 楠木 建 氏

一橋大学大学院経営管理研究科教授。
専攻は競争戦略。
企業が競争優位を構築する論理について研究している。
一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。
一橋大学商学部専任講師、助教授、同大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院客員教授などを経て、2010年より現職。
イノベーションの重要性が強調されるようになって久しい。イノベーションが経済成長や生産性の向上にとって大切なのは言うまでもない。企業経営にとっても、イノベーションは競争優位の重要な源泉であり、競争の中で差別化された独自価値を創るための決定打になる。「今こそイノベーションを!」という声が経営者からひっきりなしに出てくるのも自然な話である。
しかし、そうしたかけ声のもとで「イノベーション」に取り組んでいる企業に限って、イノベーションを実現できず、それどころかかえってコモディティー化の波に飲み込まれてしまっていることが多い。その理由は、「イノベーション」というそもそもの概念を多くの人が誤解していることにあると考える。
この講演では、イノベーションとイノベーションでないものを明確に切り分ける視点を提供し、そのうえでイノベーションの実現に対してとるべき構えを論じる。
【基調講演】
「Connected Industriesの実現に向けた課題と政策(仮)」
経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 課長補佐 門田 裕一郎 氏
平成25年4月
資源エネルギー庁 原子力政策課
平成28年7月
経済産業政策局 企業行動課
平成30年6月〜
現職
【招待講演1】
「ウェブの生態系 ―ウェブサイエンスの視点から―」
筑波大学 システム情報系 准教授 岡 瑞起 氏

工学博士。筑波大学システム情報系・准教授。東京大学・知の構造化センター特任研究員、筑波大学助教を経て現職。人工知能学会ウェブサイエンス研究会主査。株式会社オルタナティヴ・マシン代表取締役。ウェブやインターネットのデータを使った社会分析、進化メカニズム、マーケティングの研究を行う。近著に、『作って動かすALife - 実装を通した人工生命理論入門』(オライリージャパン社/池上高志,ドミニクチェンらと共同執筆)
World Wide Web、あるいはウェブ、と呼ばれる情報通信網が出現して四半世紀が経ちました。現在、それは人々の生活に欠かせない社会・経済インフラへと発展し、それと同時に人々の生活のさまざまな在り方を大きく変えてきています。「ウェブサイエンス」とは、元々はウェブの産みの親であるTim Berners-Leeらによって2006年に提案された新しい科学領域です。ウェブの存在そのものを新しい「自然現象」としてとらえ、例えば、その「生態系」としての構造を明らかにすることで、普遍的なダイナミクスやパターンを明らかにし、従来の自然科学・人文科学の考えを発展させることを目指しています。本講演では、ウェブサービスの進化について話します。
【招待講演2】
「アプリを生活に浸透させるためにLINEが実践してきたこと」
LINE株式会社 Developer Relations Team マネージャー
プラットフォームエバンジェリスト 砂金 信一郎 氏

LINEのスマートポータル戦略実現に向けて、ライフスタイル変革をもたらすAIやchat botなどの技術を広く当たり前のものとして普及させることで、企業や社会と個々人の距離を縮めるビジネスプラットフォーム全般の啓蒙活動を担当。
東工大卒業後日本オラクル在籍時にERP導入プロジェクト多数と新規事業開発を、ローランド・ベルガーで戦略コンサルタントを、マザーズに上場したリアルコムで製品マーケティング責任者をそれぞれ経験。その後クラウド黎明期からマイクロソフトのエバンジェリストとしてMicrosoft Azureの技術啓蒙やスタートアップ支援を積極的に推進した後、現職。2019年度より政府CIO補佐官を兼任 @shin135
8000万人近いMAU(月間アクティブユーザー)を獲得し、日本人の生活に浸透したLINE。それを実現できたのは一部の担当者による天才的な閃きではなくService Orientedの徹底的な拘りです。モノづくりをハードウェア販売で完結させることなく、サービスとして価値を出し続けることが求められる今、そのノウハウは製造業にとっても重要といえます。本セッションでは、FinTechやO2Oにも広がるLINEのプラットフォームを紹介しつつ、その裏で活用されるAI技術やサービス開発の原則についてお話しさせていただきます。
【招待講演3】
「IoT時代で変わる生活とエレクトロニクス産業 〜米国のハイテク産業たたきは終わらない〜」
IHSグローバル株式会社 調査部ディレクター 南川 明 氏

IHSグローバル株式会社
IHS Technology Japan Research Director 南川 明
2016年7月
IHSとMarkit統合でIHS Markitに社名変更
2012年12月
IHSグローバル株式会社に社名変更
2010年11月
米IHSの傘下に入り、IHSグローバル株式会社となる
2006年12月
米アイサプライ社と合併
2004年7月
株式会社データガレージ設立
2003年4月〜2004年2月
クレディーリヨネ証券会社 調査部 テクノロジーヘッド&シニア・アナリスト
2000年6月〜2003年4月
WestLB証券会社 調査部 ディレクター&シニア・アナリスト
1996年1月〜2000年5月
IDC Japan 株式会社 ディレクター
1990年5月〜1995年12月
ガートナー ジャパン株式会社 データクエスト 半導体産業分析部 シニアアナリスト
1982年4月〜1990年5月
モトローラ株式会社/HongKong Motorola Marketing specialist
1982年3月
武蔵工業大学 電気工学科卒業 自動制御専攻
JEITAでは10数年間に渡り、世界の電子機器と半導体中長期展望委員会の中心アナリストとして従事する。定期的に台湾主催の半導体シンポジウムで講演を行うなどアジアでの調査・コンサルティングを強化してきた。特許庁の自動車用特許の技術審査委員、半導体関連特許審査委員。NEDOの「FeRAM製造技術の開発」研究評価委員。
講演活動&執筆活動
JEITA、半導体産業新聞、SEMI Japan (日本、韓国、台湾など)、電子ジャーナルなどのセミナーで定期的に講師として講演を行っている。半導体産業新聞、電子ジャーナル、日経マイクロデバイスでも連載記事を執筆。その他、メディアでも記事の執筆やTV出演などの広報活動も精力的に行う。
中国ハイテク技術の実力、ハイテク戦争激化の行方、やはり存在していたシリコンサイクル、これらの議題に対しての見方を整理するとともにIoTの普及が様々な分野で始まっている。いくつかの事例を紹介しながら、IoTにより我々の生活がどのように変化して、エレクトロニクス産業がどう変わって行くかを議論してみたい。
他9セッション(予定) ;専門委員会活動報告
2019年7月19日(金曜日) 午前10時〜午後4時50分
受付:9時30分〜 4階 フィガロ
ホテルベルクラシック東京
東京都豊島区南大塚3−33−6 TEL:03-5950-1200(代)
JR大塚駅 南口改札出て右側/徒歩1分
>> 会場アクセス・地図
参加無料 下記参加申込ページ(「参加要領」参照)により事前に登録をお願いいたします。
世界中がインターネットで結ばれ、エレクトロニクス技術とIT(情報技術)が様々な形でグローバルに浸透しています。このエレクトロニクスの進化とITの進展により、情報・通信・映像・音声等の技術が融合して新たな製品やサービスが生み出され、経済社会のみならず、人々の生活や文化に至るまで、従来の枠組みを超えた大きな変化がもたらされています。
情報端末はインターネットで結ばれるIoTやクラウドなどにより実現されるデータの世界と、人間を結びつけるヒューマンインタフェースとして重要な役割を担っています。ディスプレイモニタ、ハードディスク装置等はコンピュータを構成するキーコンポーネントとして、プリンター、イメージスキャナ等はコンピュータの機能を拡張する周辺装置として、さらには金融端末、POS端末、ハンディターミナル、OCR等の業務用装置として発展を続けています。今後も、ソリューションに対応した新しい情報端末装置が生まれることが期待されています。
社会・産業構造や情報処理技術の変革に対応して、業界を横断した環境整備や標準化への新たな取組みが期待されています。さらには便利で安全・安心な社会に対応した情報セキュリティの充実、環境に優しい製品等の社会的な要請などが、情報端末装置の発展に影響を与える重要な要素であると考えられます。
このような状況をふまえ、当協会では、情報端末の新しい分野への発展普及とこれからの需要喚起をはかるため、種々の事業活動を行っております。その一環として産業の活性化ならびに新しい環境の構築をめざし、「情報端末フォーラム2019」を開催いたします。
このフォーラムでは、有識者や専門家から最新の動向についてご講演をいただくとともに、平成30年度情報端末関係事業・各委員会活動の成果報告を行いますので、ご関心をお持ちの各位におかれましては、多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

【参加費】 無料
参加費は無料となっておりますが、下記参加申込ページ(下部参照)により事前に登録をお願いいたします。
【 講演テキスト】
午後の部は、各委員会がとりまとめた平成30年度の調査報告書をテキストとして、講演いたします。
報告書の購入を希望される方は、当日配布いたします「資料申込書」に必要事項をご記入の上、受付横の販売コーナーにて、申込書と引換に報告書をお受け取りください。
代金については後日請求書を送付いたしますので、指定の銀行へお振り込みください。
【申込方法】
下記の参加申込ページに所定事項を記入して申込をしてください。
なお、申込される際の聴講希望テーマについて、必ずチェックをして下さい。
>>
参加申込ページ
※
7月16日(火)までにお申込をお願いいたします。
(受付状況については、定員を超えてお断りする場合のみご連絡いたします。)
(申込期限内であっても、会場定員に達した場合には締め切らせて頂きますので、お早めにお申込下さい。)
【 お願い 】
許可を受けた方以外の会場内での撮影および録音はご遠慮願います。
【 お問合せ先 】
〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル5F
一般社団法人 電子情報技術産業協会 事業推進戦略本部 情報産業部 吉田・金丸・飯沼
電話 03-5218-1057 FAX 03-5218-1076
〔JEITA個人情報保護方針〕